ホワイトニングの副作用は何があるのか？
歯を白くすることは、自分自身にとっても、対人関係にとってもプラスの効果が大きいものです。
ただ、ホワイトニングを行うことによって受けるデメリットについてもよく検討してからご判断いただきたいと思います。
ホワイトニングのデメリットには次のようなものがあります。
- フリーラジカルが出る
- 知覚過敏が出る
- 狙い通りの白さにならないこともある
- 重篤な歯の変色は治らないこともある
- 虫歯の治療がすぐにできない場合がある
フリーラジカルが発生する
これは身体には問題がないということが多くの論文で報告されています。
ただし、近年の過剰なホワイトニング、ホワイトニングバーの定期的な利用、そもそも歯が黄ばんでしまった原因を特定できていないことなどは、まだ検討しきれていないのが現状です。
フリーラジカルが発生し、活性酸素が生じることによる健康被害の報告は歯科のホワイトニングにおいてはまだ報告がありませんが、心配であれば対策をしながらの処置も必要になるかと思います。
当院でご相談を受け付けておりますので、いつでもご連絡いただければと思います。
知覚過敏が出るときがある
治療中は薬剤が歯ぐきに付着しないように注意が必要です。また、知覚過敏といって冷たいものが触れた時にキーンとする痛みが走る場合もあります。これはやはり薬剤に刺激性があるからです。
知覚過敏が生じた場合、痛みがすぐに収まることがほとんどですが、稀に長期間冷たいものがしみるということがあります。
また、治療期間中や治療まもない時期は色の濃い食べ物を避けるなどの配慮が必要になります。さらに、治療期間中とホワイトニング終了から1、2ヶ月の間は歯の内部に残ったオゾンの影響で虫歯の治療が出来ない場合があります。
狙い通りの白さにならないことがある
気をつけてほしいのは、白くなりすぎてしまった場合、すぐには元の色に戻せないということです。オフィシャルな場所に出向く際に、適切な白い歯は大変好まれますが、やりすぎた白さは不自然になります。
自分で行う場合、部屋の明るさなどによっては白くしすぎることもありますし、自分のイメージの白さが周りからすると変化もしれないので、相談してくれる相手が必要かもしれません。