インレー修復のデメリット
金属アレルギーの不安があります。ある調査によるとおよそ3割の人がパラジウムのアレルギーがあるといわれています。合金ですから、その他にも金属が使われます。また、金属色のために見た目が悪いです。
インレー修復を行う際は、歯質を削って整えることになります。型採りを行い、技工操作では鋳造を行うため、変形が少ないように側室の付与、ベベルの付与、アンダーカットの除去などが行われます。その他に、予防拡大、ボックス形成、スライス形成、遊離エナメル質の除去などが行われるため歯質削除量が大きくなりがちになります。このことは生体保存からすると、少々心配なことではあります。
私の知る歯科技工所では、インレーの制作ノルマが1日80個だったそうで、鋳造過程において変形しやすい方法を行わざるを得ないようでした。つ一つの
欠損範囲にもよりますが、主にレジン修復が第一選択で適応されます。痛み方をよく診断する必要があります。