準備が8割
1 相談
インプラントをしたい理由、既往歴の有無、基礎疾患の有無などをお伺いします。
「入れ歯が嫌だから」といっても入れ歯が合っていないだけかもしれません。入れ歯を直して使えそうであれば、それで終わることもあります。また、糖尿病などを患っていらっしゃる場合にはインプラント治療を断念しなくてはなりません。さらに骨粗鬆症のお薬を飲んでいらっしゃる方も治療できない場合があります。
それらを踏まえて、インプラント治療を行うことによって得られるメリット、デメリット、生じやすいトラブルから引越しの予定など色々なことを相談します。
2 審査・診断
CT撮影をしてきて頂き、それを医院側が診断して治療の計画を立てます。
立てた治療計画をお伝えします。詳しい骨の状況などがわかった段階なので、相談の時よりも個人に合った詳しいお話が出来ます。それらをご相談させて頂いて、同意していただけるかを確認します。
同意された場合には具体的に日程を決めていくことになります。
3 一次オペ
治療計画に基づき、インプラントを骨に埋め込む治療を行います。
手術用の準備を徹底しているので時間がかかります。その間に麻酔と術中の注意事項のご説明をさせて頂きます。その後にインプラント手術の開始です。インプラントを埋入する行程自体は1本あたり5~15分ほどです。そのあとに予後が良くなるようにする縫合が少し時間がかかります。
治療後は歯磨きについてやお薬についてのご説明をさせて頂きます。
4 二次オペ
埋入したインプラントの蓋を交換するために麻酔下で1cm弱の切開をします。交換したら終わりです。10分~30分くらいで終わります。
5 型採り
二次おぺで切った粘膜が治りましたら、専用の器具を使って型採りをします。特殊な材料を使うので5~10分ほどかかります。それから、噛み合わせる相手の歯の型採りと、噛み合わせのチェックをして終了です。
6 被せ物セット
インプラント体に上部構造と呼ばれる歯の形をした被せ物を取り付けます。
7 維持・管理
長持ちさせるために定期的にメインテナンスをしてゆきます。